知らない間に、
アプリが育っていた

音楽ドリル「ソルフェ」で回したループの実践

近藤 憲児

前回の続きです

前回のスライドの表紙「AI開発最前線」
前回のスライド「ループの5機能と、欠けたときの失敗」

この5つを、小さく回した

今日は、ループの実践の、ミニマルな一例です

ソルフェの表紙の画面

左の画面は本物です。スライドの中で遊べます

ソルフェ

音楽記号とリズムを覚えるゲーム

  • 母のピアノ教室で、紙のドリルの代わりに
  • 待ち時間に、先生が「これやってて」
  • 答え合わせは、アプリがする

僕の知らない間に、進化していた

ソルフェの「直してほしい・作ってほしいこと」の欄

要望の欄

  • 9/23音の長さで、拍のカウントを対応した
  • 9/24表示が小さくて見えにくい対応した
  • 9/26範囲を区切って出題して対応した
  • 9/26リタルダントの音が多い対応した
  • 9/26この画面、左によってない?対応した
  • 9/28選択は外れた状態から対応した
  • 9/28練習の時間制限を外して対応した
  • 9/28拍子の4小節を一列に対応した
  • 9/28「両方」モードは削除して対応した
  • 9/29調号は短調も作って対応した
  • 9/29PC で選ぶ欄が潰れる対応した
  • 10/3符尾をつなげた形も対応した
ソルフェの「最近のアップデート」

最近のアップデート

数字でいうと

9/29 に届いた要望が、本番に出るまで

0時間0分

そのあいだ、人は触っていない

ループの全体図

悪化 → 直して測り直す 先を越された → 取り込み直す ゴールと照らして閉じる 要望の欄 シート 取り込み10分ごと Asana ai-loop10分ごと 担当の AI 世界観 ゴール 直す 共通の計測4,606画面 公開の道具 Actions 本番 お知らせ DISCOVERY PERSISTENCE SCHEDULING · HANDOFF VERIFICATION ① 世界観 ② 評価器

四角にマウスを当てると、そこでしていることが出ます

1

① 世界観を覚え込ませた

「今だと、ループエージェントがいわば
ソルフェのプロダクトマネージャーみたいな役割になってる」本人が Asana に書いた依頼(2026-09-28)

PdM の判断は、世界観を読んだ AI がする

① たとえば、こんな要望が来ても

ありがちな要望(たとえば)

「ランキングを付けて、
友だちと点数で
競えるようにしてほしい」

担当の AI

作りません。

ソルフェは、点数で
優劣をつけないアプリだから。

拠り所:世界観「採点して優劣をつけることをしない」

世界観があるから、AI が断れる

② 何があれば正解かを決めた

0画面18の大きさ × 2つのブラウザ × 3回。赤は揺れの模式

  1. AI に「確かめた?」と聞かない
  2. 本番より悪くなったかだけを見る
  3. 止められた側に、線を動かさせない自分の宿題を、自分で採点させない

前回の結び「上手に頼む時代から、何を良しとするかを決める時代へ」

何を良しとするかは、
人が書く

今日の2つ世界観と、正解の決め方